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日本地図データ 標高

日本の標高データ(DEM)です。

無償で入手可能な日本DEM

基盤地図情報(数値標高モデル)

国土地理院 基盤地図情報サイト

国土交通省国土地理院が整備している基盤地図情報の中に、基盤地図情報(数値標高モデル)が含まれています。
基盤地図情報は、平成19年に成立した地理空間情報活用推進基本法で規定され、国は原則インターネットを利用して無償提供することが定められています。
2万5千分の1地形図および火山基本図の等高線から生成した10mメッシュと、写真および航空レーザー測量された5mメッシュが提供されています。10mは日本全土をカバーしていますが、5mは一部となっています(2014年時点)。

入手には無償で作成できるアカウントが必要になります。
入手した数値標高モデルを、承認を得ず利用できる範囲を超えて提供する場合は、承認が必要となります。
社内において利用する場合は承認を得ずに利用できるとされています。

JPGIS GMLフォーマット

基盤地図情報(数値標高モデル)は、日本の地理情報標準プロファイル(JPGIS: Japan Profile for Geographic Information Standards)で参照されるGML(Gergraphy Markup Language)符号化で提供されます。GMLはISO 19136で標準化されています。

データサイズ

国土地理院数値標高モデル10m の場合、

  • 2次メッシュ(約10km四方)単位のJPGIS(GML)ファイル数:4797
  • 総容量: 57GB(非圧縮)

ArcGISでJPGIS GMLフォーマットのDEMを利用する

ArcMap 10.2.2での使用例です。
ジオプロセッシングツール「基盤地図情報(GML)のインポート」を使用します。

  • 64bitバックグラウンドジオプロセッシングには対応していないので、バックグラウンドを無効にします。
    [ジオプロセシング]メニュー>[ジオプロセシングオプション]で、バックグラウンド処理の有効のチェックを外す
  • [基盤地図情報(GML)のインポート(Import FGD (GML))]を実行、入力ファイルにダウンロードした標高データファイル(圧縮のままで可)を指定する(複数指定可)
  • 出力先のジオデータベースまたはフォルダを指定する
  • DEMを1つにまとめるときは、同一種別のデータは1レイヤとして保存にチェックを付ける
    実行すると、指定したジオデータベースの中に「DEM10m標高」という名称のフィーチャが生成されます。フォルダを指定した場合は「DEM10m標高.img」ファイル(ERDAS IMAGINEラスタデータ形式)が生成されます。

これを地図にレイヤ追加すると標高ラスタの表示がされます。

注記)複数の標高データファイル(ZIP形式)をまとめてインポートすると、System.OutOfMemoryException エラーが発生します。小分けにしてインポートをしてからあとでラスターを1つにまとめる必要がありました。詳しくは作業チケット[#63]に記載しています。


7年以上前に更新