AMDとIntelのCPUの動向
返答 (24)
Intel CPUの動向(2015-10-17記述) - 高橋 徹 さんが9年以上前に追加
第6世代Coreプロセッサー(開発コード:Skylake)の最初の製品がこの夏にリリースされました。
- LGA1151ソケット、DDR4/DDR3L両対応のメモリコントローラ、14nm、4コア
- Core i7 6700K \46,058.-(価格.com最安値) Intelの仕様ページ
アーキテクチャの特徴
- 命令デコーダ・μOPキャッシュの拡張
命令デコードは従来のサイクルあたり4μOPsから5μOPsに向上(コンプレックスデコーダ1個、シンプルデコーダ4個)
命令スケジューラへの内部命令(μOP)発行は従来のサイクルあたり4μOPsから6μOPsに向上
→ ただし、宣伝するほどの性能向上にはつながっていない模様(一説にはパイプライン深化の - AVX-512 SIMDレジスタ
- ADX、SHAX(SHA-1/256の高速化命令)
- MPX
AMD CPUの動向 - 高橋 徹 さんが9年以上前に追加
(開発コード:Zen)
- 4つのデコーダー、Fast PathとVector Typeに対応
Fast Pathは簡単な命令構造(simple decoder)
Vector Typeはμコードを参照する、complex decoder - 4つのALU、同じ構成
- 2つのAGU(アドレス生成ユニット)
AMDロードマップ(CES 2016発表) - 高橋 徹 さんが9年以上前に追加
- AMD FXシリーズのSocket AM3+と、AシリーズおよびAthlonのFM2+を、次世代CPUおよびAPUからAM4に統合
- 開発中のCPUアーキテクチャZenを採用する次世代CPUのコード名は"Summit Ridge"、2016年中に出荷予定
- 現行CPUアーキテクチャBulldozarを採用する次期APUのコード名は"Bristol Ridge"、2016年中に出荷予定
- AM4ではDDR4採用
AMD ZenアーキテクチャのCPU「Summit Ridge」 - 高橋 徹 さんがほぼ9年前に追加
2016-06-01 COMPUTEX TAIPEI 2016関連で発表
- 16nm FinFETプロセスで製造
- SMT(Simultaneous Multi Threading)を採用し、8コア16スレッド
- AM4
- 現行コアExcavatorに対してIPC 40%向上
AMD Zenに関するニュース情報収集(2016-06~07) - 高橋 徹 さんがほぼ9年前に追加
エンジニアリングサンプル(Rev. A0)のリーク情報
- 4コア/8コア(Socket AM4)、24コア/32コア(サーバー向け)
- 4コア8スレッド L2=2MB L3=8MB 2.8GHz(MaxBoost 3.2GHz Idle 550MHz) TDP=65W
- 8コア16スレッド L2=4MB L3=16MB 2.8GHz(MaxBoost 3.2GHz Idle 550MHz) TDP=95W
出荷時期
- 2016年4Qに限定量出荷、2017年1Qに本格出荷
AMD Zenに関するニュース情報収集(2016-09) - 高橋 徹 さんが8年以上前に追加
2016-08-21~23 で開催された Hot Chip 28のイベントでZenの発表があった。
この発表を受けての紹介記事(日本語)のURLを以下に記載
4つのCPUコアからCPU-Complex (CCX)を構成
各コアは独立したフロントエンドから演算器・バックエンドを有した完璧な1つのCPUコア
CPUコアは独立して512KBのL2キャッシュ
CCXの4コアで共有する8MBのL3キャッシュ(4スライス)
CCXを2つ持つSummit Ridge: 8コア(2ch DDR4メモリコントローラは2つのCCXで共有)
CCXを1つ持つRaven Ridge: 4コア(+GPU)
フェッチで、TLBの強化、L0 TLB搭載
分岐予測にパーセプトロンの応用
1サイクルで32バイト命令読み込み
Stack Engine Memfile、スタック専用のMemfileを32エントリ用意し、ここにStackデータを保存しメモリアクセスを省く
最大8 MicroOpのRetirement
192キュー
分岐予測はBTB(Branch Target Buffer)エントリ毎に2ブランチ
演算パイプで2個のALUが分岐ユニットを備える
TLB(Translation Lookaside Buffer)は3レベル、8エントリのL0 TLB、64エントリのL1 TLB、512エントリのL2 TLB
命令デコードは4命令/サイクルで、x86/64命令を内部命令Micro-opに変換、AMDのMicro-opはCISCの特性を残した複合opのMicro-opで、ディスパッチステージでオペレーション単位のシンプルなMicro-opに分解される
整数系実行パイプは6本、スケジューラは書く14キュー。最大で6op発行/サイクルで、うち4個が演算パイプ(ALU)、2個がロード/ストアパイプのアドレス生成(AGU)
ALUの1つは積算(MUL)、1つが除算(DIV)、2つがブランチを持つ。アウトオブオーダーのリタイヤは8-wide
物理レジスタは168で、SMT(Simultaneous Multithreading)の2スレッドで物理レジスタを共有
浮動小数点演算エンジンは4パイプ、128bit幅SIMDの乗算と加算パイプのペアが2つ、MULパイプは積和算(MAD)パイプでFMA命令実行。256bit SIMD命令実行時は2パイプを使う
Zenの浮動小数点SIMDユニットは、Intelの現行アーキテクチャの半分のスループット
L1命令キャッシュ64KB 4-way、L1データキャッシュ32KB 8-way、L2は512KB 16-way、L3は4コアで共有し8MB 16-wayで各CPUコア毎に32-byteのリードライトポート
Intel Kabylake情報 - 高橋 徹 さんが8年以上前に追加
デスクトップ向けの第7世代Coreプロセッサー(開発コード名: KabyLake-S)は2017年1月発表予定らしい
- マイクロアーキテクチャはSkylakeと同じ、製造ルールは14nmプロセス(改良版)
- Core i7-7700系は、4コア8スレッド構成のままか?
- 不確実リーク情報
Core i7 7700K 4core/8thread 4.2GHz L3:8MB TDP95W
Core i7 7700 4core/8thread 3.6GHz L3:8MB TDP65W
Core i7 7700T 4core/8thread 2.9GHz L3=8MB TDP35W
- 不確実リーク情報
Skylakeからの進展があまりない(製造ルール改良によるクロックアップ程度?)
AMDのZenが2017初頭にリリースされるので、営業的に対抗するため無理やり新世代プロセッサとして持ってきたSkylakeもどきかも?
AMD Ryzen情報(発売前) - 高橋 徹 さんが約8年前に追加
Ryzen(Summit Ridge)仕様
型式 | コア/スレッド数 | 定格周波数/Boost周波数 | キャッシュ | TDP |
---|---|---|---|---|
Ryzen 7 1800X | 8 / 16 | 3.60GHz / 4.00GHz | L2=512kB/core, L3=16MB | 95W |
Ryzen 7 1700X | 8 / 16 | 3.40GHz / 3.80GHz | 95W | |
Ryzen 7 1700 | 8 / 16 | 3.00GHz / 3.70GHz | 65W | |
Ryzen 5 1600X | 6 / 12 | 3.30GHz / 3.70GHz | 95W | |
Ryzen 5 1500 | 6 / 12 | 3.20GHz / 3.40GHz | 65W | |
Ryzen 5 1400X | 4 / 8 | 3.50GHz / 3.90GHz | L2=512kB/core, L3=8MB | 65W |
Ryzen 5 1300 | 4 / 8 | 3.30GHz / 3.60GHz | 65W | |
Ryzen 3 1200X | 4 / 4 | 3.40GHz / 3.80GHz | 65W | |
Ryzen 3 1100 | 4 / 4 | 3.20GHz / 3.50GHz | 65W |
メモリはいずれも2ch DDR4
AMD Zenの動向(2018-01) - 高橋 徹 さんが7年以上前に追加
第2世代Ryzenが4月に製品化予定、コアはZen+コア、12nmプロセス。
第2世代のThreadripperは今年後半の模様。
8コア対決 Ryzen 7 v.s. Core i7 7820X - 高橋 徹 さんが約7年前に追加
8コアのデスクトップ向けCPUは、AMDのRyzen 7 1700/1700X/1800X と、IntelのCore i7 7820Xがある。
- 2018-02-01時点の価格
Core i7 7820X : 67,000円
Ryzen 7 1700 : 34,000円、1700X : 38,000円、1800X : 45,000円
- 性能比較
項目 | Core i7 7820X | Ryzen 1800X |
---|---|---|
価格 | 67,000円 | 45,000円 |
コア数 | 8コア16スレッド | 8コア16スレッド |
TDP | 140W | 95W |
コア設計 | Skylake-X | Zen |
クロック | 3.6(4.3/TB2.0, 4.5/TB3.0) | 3.6(4.0) |
キャッシュ | L2: 8MB, L3: 11MB | L2: 4MB, L3: 16MB |
メモリ | DDR4-2666×4ch | DDR4-2667×2ch |
PCIeレーン | 28 | 24 |
ソケット | FCLGA2066 | AM4 |
対応チップセット | X299 | X370, B350, A320 |
CINE R15 single | 197 | 160 |
CINE R15 multi | 1887 | 1625 |
その他 | AVX-512 |
Ryzen 2000シリーズ(Zen+)販売前情報 - 高橋 徹 さんが約7年前に追加
Ryzen 2000(Pinnacle Ridge)仕様
型式 | コア/スレッド数 | 定格周波数/Boost周波数 | キャッシュ | TDP |
---|---|---|---|---|
Ryzen 7 2700X | 8 / 16 | 3.70GHz / 4.35GHz | L2=512kB/core, L3=16MB | 105W |
Ryzen 7 2700 | 8 / 16 | 3.20GHz / 4.10GHz | 65W | |
Ryzen 5 2600X | 6 / 12 | 3.60GHz / 4.25GHz | 95W | |
Ryzen 5 2600 | 6 / 12 | 3.40GHz / 3.90GHz | 65W |
Intel 第9世代Coreプロセッサー ~CoffeeLake Refresh~ - 高橋 徹 さんが約6年前に追加
2018年4Qに登場
- Core i9 9900系 8コア/16スレッド
- Core i7 9700系 8コア/8スレッド
- Core i5 9400/9500/9600系
- Core i3 9100/9300系
Intel系CPUの脆弱性のうち、Meltdown、Speculativeに対処か?
AMD 第3世代Ryzenプロセッサー(Zen 2)販売前情報 - 高橋 徹 さんがほぼ6年前に追加
2019年7月7日および9月に販売開始予定のAMD 第3世代Ryzenプロセッサーの仕様一覧表
型式 | コア/スレッド数 | 定格周波数/Boost周波数 | キャッシュ | TDP | 価格 USD |
---|---|---|---|---|---|
Ryzen 9 3950X | 16/32 | 3.5GHz/4.7GHz | L2=512KB/core,L3=64MB | 105W | 749 |
Ryzen 9 3900X | 12/24 | 3.8GHz/4.6GHz | L2=512KB/core,L3=64MB | 105W | 499 |
Ryzen 7 3800X | 8/16 | 3.9GHz/4.5GHz | L2=512KB/core,L3=32MB | 105W | 385 |
Ryzen 7 3700X | 8/16 | 3.6GHz/4.4GHz | L2=512KB/core,L3=32MB | 65W | 329 |
Ryzen 5 3600X | 6/12 | 3.8GHz/4.4GHz | L2=512KB/core,L3=32MB | 95W | 249 |
Ryzen 5 3600 | 6/12 | 3.6GHz/4.2GHz | L2=512KB/core,L3=32MB | 65W | 199 |
- L1キャッシュは、Core毎に命令キャッシュ32KB、データキャッシュ32KB
- 3950X が9月、それ以外は7月販売開始予定
メモリ仕様は、DDR4-3200まで対応、ただし枚数・ランク数で動作周波数に制約がある。
ランク | DIMM枚数 | 動作周波数 |
---|---|---|
Single | 1 DIMM/ch | 3200MHz |
Dual | 1 DIMM/ch | 3200MHz |
Single | 2 DIMM/ch | 2933MHz |
Dual | 2 DIMM/ch | 2667MHz |
- 2枚のDIMMを挿した場合は、各chに1枚ずつのDIMMとなるので、3200MHz動作
- 4枚のDIMMを挿した場合は、各chに2枚ずつのDIMMとなるので、Single RankのDIMMは2933MHz動作、Dual RankのDIMMは2667MHz動作
PCI-Express 4.0に対応
Intel 第9世代Coreプロセッサー ~Coffee Lake Refresh~ - 高橋 徹 さんがほぼ6年前に追加
Intelの第9世代(開発コード:Coffee Lake Refresh)Coreプロセッサ
型式 | コア/スレッド | 定格/Boost周波数 | キャッシュ | TDP | 価格USD |
---|---|---|---|---|---|
Core i9-9900K | 8/16 | 3.6GHz/5.0GHz | L3=16MB | 95W | 488 |
Core i9-9900 | 8/16 | 3.1GHz/5.0GHz | L3=16MB | 65W | 439 |
Core i9-9900T | 8/16 | 2.1GHz/4.4GHz | L3=16MB | 35W | 439 |
Core i7-9700K | 8/8 | 3.6GHz/4.9GHz | L3=12MB | 95W | 374 |
Core i7-9700 | 8/8 | 3.0GHz/4.7GHz | L3=12MB | 65W | 323 |
Core i7-9700T | 8/8 | 2.0GHz/4.3GHz | L3=12MB | 35W | 323 |
- DDR4-2666
- UHD Graphics 630(Core i?-9?00?Fシリーズを除く)
- セキュリティ脆弱性 Meltdown および L1 Terminal Fault のハードウェア対策入り
AMD CPUの構造 - 高橋 徹 さんが5年以上前に追加
Infinity Fabric¶
Ryzenで導入されたチップ内外のインターコネクトファブリックがInfinity Fabric。
データ転送を行うInfinity Scalable Data Fabric(SDF)と、制御系の信号を伝達するInfinity Scalable Control Fabric(SCF)の2系統からなる。
出典:AMDの2017年以降の全チップの土台となる「Infinity Fabric」(後藤 弘茂著、2017年4月)
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/1053318.html
AMD 第4世代Ryzenプロセッサー(Zen 3) - 高橋 徹 さんが4年以上前に追加
2020年11月に販売開始のAMD 第4世代Ryzenプロセッサーの仕様一覧表¶
型式 | コア/スレッド数 | 定格周波数/Boost周波数 | キャッシュ | TDP | 価格 JPY |
---|---|---|---|---|---|
Ryzen 9 5950X | 16/32 | 3.4GHz/4.9GHz | L2=512KB/core,L3=64MB | 105W | 106,480 |
Ryzen 9 5900X | 12/24 | 3.7GHz/4.8GHz | L2=512KB/core,L3=64MB | 105W | 71,478 |
Ryzen 9 5800X | 8/16 | 3.8GHz/4.7GHz | L2=512KB/core,L3=32MB | 105W | 58,828 |
Ryzen 9 5600X | 6/12 | 3.7GHz/4.6GHz | L2=512KB/core,L3=32MB | 65W | 39,380 |
Zen 3の改良点¶
- CCX搭載コア・L3キャッシュの増強
Ryzenプロセッサーは、1つのCPU内に複数のCCX(Core Complex)を集積し、CCXの間をInfinity Fabricで接続する構造となっている。
Zen 2ではCCXに4つのコアとL3キャッシュ16MBを搭載していたが、Zen 3ではCCXに8コアとL3キャッシュ32MBを搭載するようになった。 - IPCの向上
シングルスレッドの実行速度に寄与するIPC(Instruction Per Clock)が最大19%向上した。
ベンチマーク¶
ベンチマーク種類 | 項目 | 5950X | 5900X | 5800X | 5600X |
---|---|---|---|---|---|
CINEBENCH R15 | Single core | 271 | 266 | ||
multi core | 3614 | 2527 | |||
CINEBENCH R20 | Single core | 640 | 627 | ||
multi core | 8428 | 5952 | |||
Sandra 20/20 プロセッサ性能 | Dhrystone Aggregated-int | 653 | 452 | ||
Whetstone 倍精度 Native | 388 | 262 | |||
Sandra 20/20 マルチメディア処理 | 整数 | 1315 | 929 | ||
浮動小数点 | 1605 | 1161 |
市価(2020-12-25時点)¶
品薄で価格が高騰しているようです。
CPU | 価格コム最低 | Amazon |
---|---|---|
5950X | 品切れ | 扱いなし |
5900X | 79,800 | 92,000 |
5800X | 59,980 | 62,980 |
5600X | 39,380 | 47,700 |
Intel Xeonシリーズの構成を紐解く - 高橋 徹 さんが4年以上前に追加
最近のXeonプロセッサーは、Bronze、Silver、Gold、Platinum とどこかの資格のような系列となっている。
Xeonプロセッサーは仮想化したサーバー群を多数ホストするサーバー計算機向けに多数のCPUコアを搭載している。
特性 | Platimum | Gold 6x | Gold 5x | Silver | Bronze |
---|---|---|---|---|---|
最大ソケット数 | 8 sockets | 4 sockets | 2 sockets | ||
コア数 | up to 28 | up to 24 | up to 18 | up to 16 | up to 6 |
AVX 512 FMA数 | 2 | 1 | |||
Bflot16 |
2020年に第3世代Intel Xeon Scalable Processors(第3世代Xeon SP)をリリース。開発コード「Cooper Lake」。
ディープラーニング用途に適するBflot16(BF16)を搭載。
Bflot16は、FP32(単精度浮動小数点数:32ビット)を構成する1ビットの符号、8ビットの指数、23ビットの仮数のうち仮数を7bitに減じてFP16と同じ負荷で演算を可能とする。これによりディープラーニングの学習や推論の性能向上を図っている。
2021年にリリース予定の第4世代では、AMX命令が搭載される予定。
AMXはアクセラレーター向け命令でCPUコアの外部にTILECFGメモリー領域を持ち、ここをCPUとアクセラレーターからアクセスするアーキテクチャ(?)。2次元アクセスが可能で行列計算を高速に実施できる。
ベンチマーク(2020年12月) - 高橋 徹 さんが4年以上前に追加
CPU | [1] | [2] |
---|---|---|
Ryzen 9 5950X | 277 | 4569 |
Ryzen 9 5900X | 270 | |
Ryzen 9 3950X | 218 | 4089 |
Ryzen 9 3900X | 214 | 3249 |
- 1. CINEBENCH R15 Single Core
- 2. CINEBENCH R15 All Core
2021年3月 6コア検討 - 高橋 徹 さんが約4年前に追加
自作PC-F2A85V の更新を計画。
理系大学生が自宅PCとして使用するに足るスペックで、初めての自作、予算は8万を目標。
機械系なので、流体力学計算・可視化、3D CAD、シミュレーションのプログラミング等に使えることを想定。
筐体と電源は今のものを流用、CPU、メモリ、マザーボード、SSD、グラフィックスボード の購入を予定。
予算から配分すると、M/B: 1.2万、メモリ:1.5万、SSD:1万、グラフィックスボード:1.5万、CPU:2.8万
- CPU は、6コア12スレッド、エンジニアリング系ツールの利用がある想定
- グラフィックスはエントリ~ミドル(GTX1650あたり)
2021年初頭でのCPU動向から、2~3万円の予算では、6コア12スレッド
プロセッサ | 価格 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
---|---|---|---|---|---|---|
Ryzen 5 5600X | 44,980 | 604 | 4562 | 1572 | 8420 | |
Ryzen 5 3600 | 23,980 | 472 | 3689 | 1183 | 6821 | 17,863 |
Ryzen 5 4650G | 490 | 3616 | 1194 | 6507 | 16,554 | |
Core i5 11500 | 1560 | 7244 | ||||
Core i5 11400 | 425 | 3904 | 1411 | 6846 | ||
Core i5 10600 | 26,480 | 494 | 3556 | 1202 | 5866 | 13,895 |
Core i5 10500 | 23,078 | 467 | 3392 | 1145 | 5840 | |
Core i5 10400 | 18,480 | 450 | 3197 | 1120 | 5870 | 12,495 |
1 CineBench R20 Single Core
2 CineBench R20 Multi Core
3 Geekbench 5 64bit Single Core
4 Geekbench 5 64bit Multi Core
5 Passmark Average CPU Mark
- AMD Ryzen 5 5600
2020年秋にリリースの第4世代Ryzen、マルチスレッド性能だけでなくシングルスレッド性能も向上、性能は一番だが、現時点で4.5万円と予算オーバー - AMD Ryzen 5 3600
2019年にリリースの第3世代Ryzen、マルチスレッド性能に優れるがシングルスレッド性能はIntelに及ばず。現時点では2.4万と予算内。 - AMD Ryzen 5 4650
2020年にリリースの第3世代Ryzen(Zen2)にグラフィックスを統合したプロセッサ。ほぼRyzen 3600と同性能。現時点では3.1万とやや予算オーバー。 - Intel Core i5 11400
2020年3月発表の第11世代Core、内蔵グラフィックスが強化。予価2.6万と予算内 - Intel Core i5 10600
2020年5月にリリースの第10世代Core、コア・スレッド数が増強された。現時点で2.6万と予算内 - Intel Core i5 10500
現時点で2.3万と予算内 - Intel Core i5 10400
現時点で1.8万と予算内
AMD Ryzen 3900Xと5900X - 高橋 徹 さんがほぼ4年前に追加
品薄、高値安定な Ryzen 5900X と、廉価な Ryzen 3900X、どっちを買うかのケース検討
やっぱり12コアを狙いたいので、この比較です。
比較項目 | 5900X | 3900X | 向上率 |
---|---|---|---|
FF ⅩⅣ | 26106 | 19425 | 134% |
CINEBENCH R23 CPU (Single-Core) | 1622 | 1342 | 129% |
CINEBENCH R23 CPU (Multi-Core) | 21878 | 18424 | 119% |
CINEBENCH R20 CPU (Single-Core) | 637 | 521 | 122% |
CINEBENCH R20 CPU (Multi-Core) | 8468 | 7178 | 118% |
Geekbench 5 64bit (Single-Core) | 1646 | 1285 | 128% |
Geekbench 5 64bit (Multi-Core) | 14650 | 12128 | 121% |
価格1 (税込) | 74800円 | 43980円 | 170% |
1 2021-06-11現在の価格
参考までに、Intel製CPUで12コアは次の製品
- Core i9 10920X 10世代 86000円
11世代 Core i9は8コアどまり。次の世代(2021年後半予定)では 16コアまで用意される模様。
AMD Zen4 - 高橋 徹 さんがほぼ3年前に追加
Zen 4アーキテクチャのRyzen 7000シリーズが2022年秋に登場する。
- ソケットAM5
- DDR5メモリ対応
- PCI Express 5.0対応
- チップセットは X670E, X670, B650
- Zen 4のチップは、2つのCCD(Core Complex Die)と1つのIOD(I/O Die)から構成される
- 製造プロセスルールは、CCDは5nm、IODは6nm
- CPUコアの2次キャッシュは1MBに増強
- TDPは最大170Wに引き上げ
- AVX-512命令に対応
- GPUをIODに内蔵(RDNA 2 GPU)
- 4系統のディスプレイ出力(HDMI2.1, Display Port 2)
2023年春のAMDとIntelのCPUの動向 - 高橋 徹 さんが約2年前に追加
AMDは2023年初頭に、低TDP版、3D V-Cache版を発売¶
AMDは、Ryzen 7000シリーズに次の系統が追加
- TDP 65W版 2023年1月発売
- 3D V-Cache搭載版 2023年3月発売
TDP 65W版 Ryzen¶
品名 | コア/スレッド | ベース(ブースト)クロック | キャッシュ(L1/L2/L3) |
---|---|---|---|
Ryzen 9 7900 | 12c/24t | 3.7GHz(5.4GHz) | 768KB/12MB/64MB |
Ryzen 7 7700 | 8c/16t | 3.8GHz(5.3GHz) | 512KB/8MB/32MB |
Ryzen 5 7600 | 6c/12t | 3.8GHz(5.1GHz) | 384KB/6MB/32MB |
- CPUクーラー(空冷、Wraith Prism)付属
3D V-Cache搭載版 Ryzen¶
キャッシュメモリを垂直方向に積層することで容量増加を図ったモデル。
品名 | コア/スレッド | ベース(ブースト)クロック | キャッシュ(L1/L2/L3) | TDP |
---|---|---|---|---|
Ryzen 9 7950X3D | 16c/32t | 4.2GHz(5.7GHz) | 1MB/16MB/128MB | 120W |
Ryzen 9 7900X3D | 12c/24t | 4.4GHz(5.6GHz) | 768KB/12MB/128MB | 120W |
Ryzen 7 7800X3D | 8c/16t | 4.2GHz(5.0GHz) | 512KB/8MB/96MB | 120W |
- TDPはデフォルト値
価格(2023年3月中旬)¶
7950X : 89,980
7900X3D: 95,800
7900X : 71,740
7900 : 68,400
内蔵GPU¶
Radeon Graphics (RDNA 2)
性能は低い模様(Intel の Core 13世代内蔵のUHD Graphics 770より大分劣る)
Intel Raptor lake - 高橋 徹 さんが約2年前に追加
特徴¶
Intel のCoreシリーズ第13世代のCPU。
最新のCPUコア(Pコア)と性能が遅いCPUコア(Eコア)を組み合わせて、単一スレッドの逐次処理性能と複数スレッドの並列処理性能の両方を効率よく高めるハイブリッドなアーキテクチャを前世代のAlder Lakeから継承・改善している。
PコアはSMTに対応し1コアで2スレッド、Eコアは1コアで1スレッドとなっている。
PコアはCoreマイクロアーキテクチャ(Raptor)で、EコアはAtom系のマイクロアーキテクチャ(Gracemont)。
ハイブリッド・アーキテクチャのCPUを適切に使用するには、ソフトウェアのスレッド(タスク)をPコア、PコアのSMT、Eコアのどれに割り振ると効果的かを認識しタスク・スケジューリングするOSが必要となる。
Rapter lakeでは、Pコアにマイクロコントローラ(Intel Thread Director)を実装し、スレッドの実行状況を把握する機能をOSに提供、Intel Thread Directorに対応したOSがその情報をもとに適切にスケジューリングする。
現時点では、Windows 11がIntel Thread Directorに対応、Linuxは開発中の模様(2022年秋にパッチ投稿され取り込み活動中らしい)。
Pコア¶
キャッシュメモリは、L1データ48KB、L1命令32KB、L2が2MB/コア、L3が3MB/コア
Eコア¶
キャッシュメモリは、L1データ32KB、L1命令64KB、L2が4MB/クラスタ、L3が3MB/クラスタ
クラスタは4コアで構成
製品構成¶
品名 | コア種類 | コア/スレッド | ベース(ブースト)クロック | キャッシュ(L1/L2/L3) | GPU | TDP |
---|---|---|---|---|---|---|
Core i9 13900K | Pコア | 8c/16t | 3.0GHz(5.8GHz) | 640KB/16MB/24MB | UHD770 | 125W/253W |
Eコア | 16c | 2.2GHz(4.3GHz) | 1536KB/16MB/12MB | |||
Core i9 13900 | Pコア | 8c/16t | 2.0GHz(5.6GHz) | 640KB/16MB/24MB | UHD770 | 65W/219W |
Eコア | 16c | 1.5GHz(4.2GHz) | 1536KB/16MB/12MB | |||
Core i7 13700K | Pコア | 8c/16t | 3.4GHz(5.4GHz) | 640KB/16MB/24MB | UHD770 | 125W/253W |
Eコア | 8c | 2.5GHz(4.2GHz) | 768KB/8MB/6MB | |||
Core i7 13700 | Pコア | 8c/16t | 2.1GHz(5.2GHz) | 640KB/16MB/24MB | UHD770 | 65W/219W |
Eコア | 8c | 1.5GHz(4.1GHz) | 768KB/8MB/6MB | |||
Core i5 13600K | Pコア | 6c/12t | 3.5GHz(5.1GHz) | 480KB/12MB/18MB | UHD770 | 125W/181W |
Eコア | 8c | 2.6GHz(3.9GHz) | 768KB/8MB/6MB | |||
Core i5 13500 | Pコア | 6c/12t | 2.7GHz(5.0GHz) | 480KB/12MB/18MB | UHD770 | 65W/154W |
Eコア | 8c | 2.0GHz(3.7GHz) | 768KB/8MB/6MB |
価格¶
2023年3月(最安値 in 秋葉原)¶
i9-13900K : 81,580
i9-13900 : 82,380
i7-13700K : 58,780
i7-13700 : 55,480
i5-13600K : 45,880
i5-13500 : 35,680
2023年3月メモ - 高橋 徹 さんが約2年前に追加
Ryzen 9 7900 と Core i7-13700¶
自作想定、CPU予算を6万円として、現行PCケース・電源を流用すると、水冷対応ができず、空冷対応での選定で候補になった2種。どちらもCPUファンが付属、内蔵GPUあり。
性能¶
CPU | Cine R23 | Passmark(M/S) | Geek(M/S) |
---|---|---|---|
Ryzen 9 7900 | 24,408 / 1,958 | 48,989 / 4,215 | 18,014 / 2,160 |
Core i7-13700 | 28,281 / 2,014 | 40,287 / 4,237 | 20,055 / 2,030 |
ほぼ、どっこいどっこいのようです。
価格¶
2023-03-18時点の価格コム最低価格
Ryzen 9 7900 : 67,032
Core i7-13700: 55,466
Core i7が安いです。
- Ryzen 9 7900X の方が7900より安い価格です。うむ、CPUクーラーで逆転しますが・・・