バージョン番号の付与¶
ソフトウェアのリリース管理の重要な要素にバージョン番号があります。
バージョン番号の付与体系¶
セマンティックバージョニング¶
特にオープンソースソフトウェアで使われるバージョン番号体系を仕様書として規定したものが「セマンティックバージョニング(Semantic Versioning)です。
3つのID(メジャーバージョン番号、マイナーバージョン番号、パッチバージョン番号)の組み合わせでバージョン番号を表現します。依存関係の確認、後方互換性の確認をバージョン番号で行えるようにしたものです。
- 後方互換性を維持しないAPIの変更→メジャーバージョンのインクリメント
- 後方互換性を維持するAPIの変更→マイナーバージョンのインクリメント
- APIに影響しない変更→パッチバージョンのインクリメント
セマンティックバージョニングの例題集¶
開発途上のバージョン番号0.1.1
メジャーバージョン番号が0は初期の開発に限定(APIは常に変化する可能性を表す)1.0.0-alpha.1
,1.0.0-beta.2, @1.0.0-rc.1
プレリリースの例
1.0.9+3921
バージョン1.0.9はビルド番号3921
1.2.3