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ArcGIS for DesktopでExcelデータの読み込み

概要

ExcelファイルをArcMapに直接読み込み、テーブルデータ(参照専用)として使用します。
また、読み込んだ後にフィーチャーとして保存し、活用することができます。

Excelデータを読み込みテーブルとして使用

Excelデータを読み込む方法が複数用意されています。

- [データの追加]アイコンでデータフレームにデータソースとしてExcelのシートを追加
※ [ファイル]メニュー > [データの追加] > [データの追加]、およびと同じ操作
- ArcCatalogでExcelファイルのシートを参照
- ArcToolboxの[変換ツール] > [Excel] > [Excel→テーブル(Excel To Table)]ツールで取り込み
- [ファイル]メニュー > [データの追加] > [XYデータの追加]
※ ExcelデータにXY座標が記載されているとき

読み込みが成功すると、コンテンツペインのソース別にリストで存在を確認できます。4.の方法を除き、この時点では表示レイヤにはまだ追加されません。

トラブル

基礎データベースエラー

ArcGIS 10.3 for Desktopで、Excel 2010で作成・保存したxlsxファイルを上述1または2の方法で読み込んだ際、次のエラーが発生しました。

readerror-1.png

対応策がいくつか存在します。

- Microsoft Access データベース エンジン 2010 再頒布可能コンポーネント をMicrosoftから入手しインストールする(32bit版を)
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=13255
- 2007 Office system ドライバ: データ接続コンポーネント をMicrosoftから入手しインストールする
http://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=23734
- Microsoft Office 2010 32ビット版をインストールする

使用例

ポイントシンボルの表示

Excelに記載した位置情報(緯度、経度)をポイントとして地図に表示します。また、そのデータをポイントフィーチャとして保存します。

Excelデータの書式

Excelには、X座標の値となる列、Y座標の値となる列が記載されていることが前提となります。
座標の値は、いずれかの地理座標系または投影座標系での値となります。
緯度経度の場合、度(10進形式)で書かれている必要があります。

操作

Excelデータを読み込んだテーブルを右クリックし、[XYデータの表示]をクリックします。
Xフィールド、YフィールドにそれぞれExcelの該当する列のヘッダー名を設定します。

XYデータの表示-1.png

入力座標は、現在表示している地図のデータフレームに設定されている地理座標系・投影座標系がデフォルトで設定されています。
上述画面例では、UTMゾーン54N(JGD2000)が設定されています。UTM投影座標系は単位がメートルですので、Excelデータが緯度・経度の場合は入力座標系をJGD200に変更します。[編集]ボタンを押し、座標系を選択します。

空間参照プロパティ-1.png

すると、マップレイヤにデフォルトのシンボルでレイヤとして追加されます。

XYデータ表示-1.png


8年以上前に更新