CentOS 6を仮想化ホスト用にインストール¶
CentOS 6.5(64bit版)を、仮想化ホスト用として計算機にネイティブにインストールしたときのメモです。
インストール用メディアを用意¶
CentOS 6は、DVD用イメージファイルを幾種類か提供しています。
- LiveCD用(650MB)
- LiveDVD用(1.7GB)
- minimalインストール用(400MB)
- ネットワークインストール用(250MB)
- フルインストール用(4.2GB + 1.2GB)
今回はフルインストール用(DVD2枚組み)を用意します。
ISOイメージファイルのダウンロード¶
CentOSミラーサイトからiso形式のファイルをダウンロードします。今回はミラーサイトの1つからダウンロードしました。
http://ftp.riken.jp/Linux/centos/6.5/isos/x86_64/
- CentOS-6.5-x86_64-bin-DVD1.iso
- CentOS-6.5-x86_64-bin-DVD2.iso
それぞれDVDに書き込みします。
インストール¶
PCを起動しBIOS画面またはブートメニュー画面に入ります。
DVD1をPCのDVDドライブに挿入し、DVDドライブからブートします。
CentOSのブートメニューが表示されます。
Install or upgrade an existing syste Install system with basic video driver Rescue installed system Boot from local drive Memory test
昨今のPCだとCentOSインストーラのグラフィックスが対応していないので、2番目の[Install system with basic video driver]を選びます。
少々時間がかかり、起動します。
インストールメモ¶
- media testは[Skip]する
- どのタイプのインストールをしますか? で[カスタムレイアウトを作成する]を選択
- /boot に200MB
- swapに18000MB(Red Hat Enterprise Linuxドキュメントより、物理メモリが2GBを越える場合、物理メモリサイズ+2GBが推奨値)
- / に1800000MB(3TBのHDDのうち、余剰1TBと上述の/boot、swapに割り当てた残り)
- 追加のソフトウェアの選択
- [Virtual Host]
h4. 2TB以上のHDD
- [Virtual Host]
HDDの制約 2TBの壁に記載したように、2TBを超えるHDDにCentOSをインストールするときは留意が必要です。
- ファイルシステムext3は、最大ファイルサイズ2TB, 最大ファイルシステムサイズ16TBという制約がある
- /boot/efiが作成されていれば、UEFI/GPTサポートによるインストールがされている
h3. KVMゲストのイメージをコピー
- /var/lib/libvirt/images/下に、xxxxx.imgをコピー
- /etc/libvirt/qemu/下に、xxxxx.xmlをコピー
- virsh defineコマンドで、上述のxxxxx.xmlへのパスをオプションに指定し実行