LinuxでNTP¶
メモレベル
設定¶
NTPクライアント¶
ntpdは、サーバーにもなれるプログラムなので、クライアントのみで使う場合、サービス(デーモン)で常時起動するのはセキュリティ上は推奨されません。cronから定期的に実行するのが推奨です。
cronでntpクライアントを定期実行する¶
定期的に実行するときのntpコマンドラインは次
/usr/sbin/ntpd -q -u ntp:ntp
- -qオプションは、1回時刻を同期させると終了します。1回といってもstepモードの振る舞いでの1回かと思われます(要確認)。-xオプションと一緒に実行するとslewモードの振る舞いで1回実行します。
- -uオプションは、ntpdを指定したユーザー/グループで実行します。
- 設定ファイルで後述のiburstを指定しておくと1回の時刻同期が高速になります。
NTPサーバーへの初回同期高速化¶
/etc/ntp.confでサーバー指定時にiburstを指定します。デフォルトでは64秒x8回=512秒間隔での同期を、ntpd起動時の初回は2秒x8回=16秒間隔で行います。
server ntp.nict.jp iburst
NTPサーバー情報¶
日本国内のNTPサーバー¶
サービス名 | 提供組織 | stratum | NTPサーバーURL |
---|---|---|---|
MFEED | インターネットマルチフィード株式会社 | 2 | ntp.jst.mfeed.ad.jp |
NICT | 国立研究開発法人情報通信研究機構 | 1 | ntp.nict.jp |
国立天文台 | 大学共同利用機関法人自然科学研究機構 | 2 | s2csntp.miz.nao.ac.jp |
これ以外にもいくつかNTPサーバーを提供している機関、企業があります。
stratum 2
NICT¶