NetBeans 11.3インストール¶
インストールファイルの入手¶
Apache NetBeans公式サイト から、[Download]のリンクを辿り、ダウンロードページを表示します。
NetBeans 11.3のダウンロードを辿ると、Javaバイナリ(OS非依存)、各OS用インストーラ(Windows、Linux、Mac OS)が提供されています。
https://netbeans.apache.org/download/nb113/nb113.html
インストールの準備¶
まずJDKを利用可能にしておきます。JDK 8以上をマシンにインストールしておきます。なお、インストーラ版を使用する場合はJDK14以降は使えません。インストーラがPack200ツールを使用するためです。
インストール¶
Windows OSへのインストール¶
Windowsインストーラ版をダウンロードし、管理者権限を持つユーザーで実行します。
- Apache-NetBeans-11.3-bin-windows-x64.exe
インストーラ画面が表示されます。インストールするパックおよびランタイムを変更可能です。ここでは、Java SE版をインストールしたいので、Java SE版では使用しないJava EEパックおよびPHPパックを外すため、[Customize]ボタンをクリックします(下図)。
[Java EE]と[PHP]のチェックを外します。なお、[HTML5/JavaScript]は必須パックとなっており外すことはできません。
選択したパックがリストされているので、[Next]ボタンをクリックします。
ライセンス同意画面で、チェックを付けて[Next]ボタンをクリックします。
NetBeans IDEをインストールするディレクトリ、およびNetBeans IDEを実行するJDKを選択します。後者は後で変更可能です。ここでは、JDK-11を選択します。
[Install]ボタンをクリックして、インストールを実行します。
初回起動¶
前のバージョンから設定をインポートするか¶
古いバージョンのNetBeansをインストールしていた場合、その設定を引き継ぐかどうか聞いてきます。
メジャーバージョンが異なるので、今回は設定は引き継がずに新たに設定することとします。
起動画面¶
デフォルトの起動状態では、Java SE開発環境が有効になっていません。最初にJava開発プロジェクトを作成するときに、Java SE開発環境が有効化(Activate)されます。
ハローワールドへの道¶
最初のJava開発プロジェクトを作成するときに、Java SE開発環境が有効化されます。
- [File]メニュー > [New Project]をクリックし、中ペインで[Java with Ant]を選択、右ペインで[Java Application]を選択し、[Next]ボタンをクリックします。
- [The nb-javac Java editing support library]にチェックを付けて、[Download and Activate]ボタンをクリックします。
- 追加のプラグインのインストーラが表示されるので、[Next]ボタンをクリックします。
ここでダウンロードされるNetBeansモジュールファイルは次です。
org-netbeans-libs-javafx-win.nbm org-netbeans-modules-nbjavac-api.nbm org-netbeans-modules-nbjavac-impl.nbm org-netbeans-modules-nbjavac.nbm
初回は上述のように必要な追加モジュールのダウンロードとJava SEのアクティベートが行われます。
ダウンロードしたファイルは、C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\NetBeans\11.3\update\download フォルダ下に置かれ、プラグインとしてインストールされた後に削除されます。
続いて、プロジェクトの作成画面となります。
- [Project Name]、[Project Location]、[Create Main Class]にプロジェクト作成の設定を記入し、[Finish]ボタンをクリックします。
- プロジェクトが作成され、メインクラスが生成されています。
- メインクラスにコンソール出力文(System.out.println呼び出し)を追加して実行します。