Scene Builderの構築¶
はじめに¶
JavaFXのGUIレイアウトツール Scene Builder は、元はOpenJFXプロジェクト下で開発されていましたが、2018年時点ではOpenJFXからは外れ、Gluon社のリポジトリで開発管理されています。
ソースコードの入手¶
次のGithubリポジトリでホストされています。
https://github.com/gluonhq/scenebuilder
ブランチは次となっています。
- masterブランチは、JDK 8用
- integration-9ブランチは、JDK 9以降用
リポジトリをクローンします。
work$ git clone https://github.com/gluonhq/scenebuilder.git : work$ git checkout integration-9
ビルド¶
デフォルトのビルド¶
Gradleのビルド設定が用意されています。
work$ cd scenebuilder scenebuilder$ gradlew clean build :
ビルド実施¶
Windows 10、JDK 10.0.2の環境でビルドした結果は次となりました。(環境変数JAVA_HOMEの設定、PATH設定が必要)
scenebuilder +-- app +-- build +-- classes | : +-- distributions | +-- app-9.0.0-SNAPSHOT.tar | +-- app-9.0.0-SNAPSHOT.zip | +-- app-shadow-9.0.0-SNAPSHOT.tar | +-- app-shadow-9.0.0-SNAPSHOT.zip +-- libs | +-- app-9.0.0-SNAPSHOT.jar | +-- scenebuilder-9.0.0-SNAPSHOT-all.jar +-- resources +-- scripts +-- scriptShadow +-- tmp
バージョン番号が9.0.0-SNAPSHOTになってしまいました。次のビルドファイルにバージョン番号が記述されています。
- build.gradle
version = getStringProperty('VERSION', '9.0.0-SNAPSHOT')
バージョン番号を任意のものに変更するには、次の指定方法があります。
- gradlewのオプション-PVERSION=10.0.0を指定
- build.gradleの上述箇所を修正