Python開発環境¶
Pythonプログラミング・開発環境についてのページ。Pythonプログラミングはこちら Python へ。
IDE¶
PyCharm¶
JetBrains社の商用製品(無償のCommunity版あり)。
IntelliJ IDEAにPython pluginを追加したものとほぼ同等です。
Visual Studio Code¶
Anaconda¶
Python処理系とサードパーティ・ライブラリ、ツール類がセットになったパッケージです。
CPythonと、数値計算(NumPy、Pandas)・機械学習(scikit-learn)・グラフ描画(Matplotlib、Seaborn)・画像処理などのライブラリ、開発・管理ツール(Jupyter Lab、・・・)が含まれます。
無償版(Anaconda Distribution)と有償版(Anaconda Business、Anaconda Enterprise)のライセンスがあります。ただし従業員数201名以上の企業の従業員が使う場合、業務外の利用であっても有償版の対象となってしまいます。
ツール¶
- Anaconda Navigator
ツールのランチャーGUI - condaツール
コマンドラインで使い、仮想環境の管理・操作などを行います。 - JupyterLab
ブラウザ上でテキスト・コードブロックを設定しコードブロックに記述したPythonコードはブラウザ上で実行することができます。
Webベース開発ツール¶
OS別¶
macOS¶
Windows¶
ライブラリの使用¶
オフライン環境でライブラリを使用¶
Pythonでは、pipコマンドでインターネット上からライブラリをインストールするのが一般的です。しかし、インターネットアクセスが制限されている環境でライブラリを使用したい場合があります。
- pip download
あらかじめインターネット接続したマシン上で pip download コマンドを実行して必要なパッケージをダウンロードし、それをオフライン環境へ搬送し、pip install のローカルからのインストールによってオフライン環境でライブラリを利用できるようにします。
- wheel形式ファイル
wheel形式(拡張子 .whl)のライブラリファイルを入手し、それをオフライン環境へ搬送し、pip install でインストールします。wheel形式ファイルは、Pythonのバージョン、OSのバージョン、プロセッサ種類毎に別ファイルが提供されます。
wheel形式ファイルをインストールするときは、インストールしたいライブラリが別なライブラリを使用している場合、個別にwheel形式ファイルを入手してインストールする必要があります。
wheel形式ファイルのインストール¶
C:\work\hello> py pip install --no-deps example-4.5.1-cp38-cp38-win_amd64.whl :
Python開発ディレクトリ¶
最低限の情報¶
ソースコード、パッケージ定義情報のほか、外部ライブラリを利用しているときはその情報を用意します。
外部ライブラリの情報¶
開発・実行に使用する外部ライブラリの情報を、requirements.txt に置くのが慣例です。
次のコマンドで生成します。コマンドは、仮想環境(venv)をactivateした状態で実行します。
(vent) myproject$ pip freeze > requirements.txt
新しい環境で 必要な外部ライブラリをpipでインストールするときは、このファイルを-rオプションで指定します。
another_myproject$ pip install -r requirements.txt