Wordで文書のフォントをメイリオにする¶
Microsoft Office 2010のWordにおける設定方法です。
デフォルトでは、MS 明朝 10.5ptが文章のフォントとなっています。これをメイリオに変更する方法となります。
だめな例¶
文章を選択して、[ホーム]リボンのフォントを MS 明朝からメイリオに変更すると行間が開きすぎる¶
デフォルトのMS 明朝を、ただメイリオに変更するだけでは、次のように行間が大きく開いてしまいます。
Wordはデフォルトでフォントサイズが10.5pt、行送りが18ptとなっています。
フォントサイズが10.5ptとなっている場合でも、フォントには上下に余白(ウムラウト等で使用する領域など)が設けられ、その大きさはフォントによって異なります。
MS 明朝は、フォントサイズが10.5ptの場合フォントの高さは18pt以内に収まります。一方、メイリオはフォントサイズが10.5ptの場合フォントの高さが18ptを超えてしまいます。Wordは、行送りが18ptの場合、18ptを超える高さのフォントは2行を占有します。これが上述の行間が大きくなる原因です。
フォントの高さが広がっている理由は、MS 明朝がInternal Leading(ウムラウトやチルダの領域)を持たないのに対してメイリオがInternal Leadingを持つためです。
MS 明朝やMS ゴシックは、フォントの高さがフォントサイズの1.3倍程に対して、メイリオはフォントの高さがフォントサイズの1.95倍程のようです。そのため、メイリオはデフォルトの10.5ptのサイズでは、10.5pt×1.95=20.475
と行送りの18ptを超えてしまい、1行に収まらず2行を占有します。MS 明朝は、14ptのサイズとした場合に、14pt×1.3=18.2
と行送りの18ptを超えて2行を占有します。
メイリオを使うための設定¶
段落のスタイルの変更¶
メイリオを設定するスタイル(本文など)の段落設定を次のように変更します。
見出し¶
[スタイルの管理]から[変更]で「スタイルの変更」ダイアログを表示し、フォントをメイリオに設定します。
次の段落スタイルを[本文]に設定します。
図表番号¶