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QGIS 緯度経度情報からポイント生成

緯度・経度の値が既知の地点情報をQGISに取り込む方法を記載します。

操作概要

緯度および経度の値が既知の地点情報をベクター情報としてQGISに取り込むには、CSV形式のファイルに地点情報を記述してそれをインポートする方法が定番です。
緯度および経度は、それぞれ単位を度とした10進法表記(例、35.25度)でそれぞれ1つの列に記述します。

事例

石垣島の地図に泡盛醸造所を表示

サンプル事例として、石垣島の地図に泡盛醸造所を表示するとします。

地点情報の収集

No. 醸造所名 緯度 経度
1 八重泉酒造 24.36591 124.14612
2 請福酒造 24.35406 124.22044
3 高峰酒造所 24.46031 124.14113
4 池原酒造 24.34100 124.16026
5 玉那覇酒造 24.34287 124.15742
6 仲間酒造 24.35431 124.22087
  • 注)緯度経度は、Google mapより酒造所の場所から取得しています

CSVファイルに記述

蒸留所名, 緯度, 経度
八重泉酒造, 24.36591, 124.14612
請福酒造, 24.35406, 124.22044
高峰酒造所, 24.46031, 124.14113
池原酒造, 24.34100, 124.16026
玉那覇酒造, 24.34287, 124.15742
仲間酒造, 24.35431, 124.22087

QGISにCSVファイルのポイント情報を取り込み

[レイヤ]メニュー > [データソースマネージャ]で、「データソースマネージャ - ラスタ」画面を開き、左ペインの[CSVテキスト]を選択、ファイル名、レイヤ名、ヘッダー有無、ポイントの位置を示す列の指定などを行います。

QGIS_緯度経度情報からポイント生成でサンプル作成した石垣島の地図に取り込んだ結果は次となります。

レイヤー名はデフォルトではCSVファイル名(拡張子を除いた文字列)となります。

表現形式

マーカーの形状、蒸留所名のラベル表示などを設定します。

マーカーの形状

レイヤーのプロパティを開いて、左ペインの[シンボロジ]を選択、右ペインの[シンボルレイヤ型]のドロップダウンリストを開くと、いくつかの種類のマーカー形状が選択可能です。

フォントマーカーを選んで、絵文字を使用するなどの方法があります。

ラベル

マーカーに名称を表示することができます。レイヤーのプロパティを開いて、左ペインの[ラベル]を選択、右ペインの[値]でCSVファイルの列名を指定すると、その列に記載の文字列をマーカーの脇に表示することができます。次にテキストのフォント、スタイル、大きさ、色などを指定します。

ラベルは背景地図の上に表示されますが、背景地図は様々な色から成り立つので、どの色を指定しても見づらくなる組み合わせがあります。
そこで、バッファから[テキストバッファを描画]にチェックを入れて、バッファの大きさを指定すると文字が見やすくなります。

表示例


約2ヶ月前に更新